お叱りを頂いたところからの続きです。
受注金額より施工費が上回り、想定してたよりも何度も足を運び日数も経費もかけてしまいました。本来ローコスト系、パワー系は施工が簡単になっており、経費や日数をかけなくても仕上がる様になっているはずなんです。
また、部材も予算が限られているため、最小限が基本でもあります。この物件に関しては、度外視の配線がなされていました。
(UB入口に分電盤で、浴室暖房乾燥機の専用回路はちょろっと配線を出すだけで良いのに蜷局巻いていたり…。(しかも何故かどこかで結線してる上、結線ミスしてるのか、回路が落ちる。)
いかに請負金額から利益を出すかとなると、
①人工の計算(施工にかかる日数)
②部材費の計算
③支払サイクル
が最低でも把握できないと粗利は出せません。そして何棟やったら経費を払えるのかを計算するために毎月かかる固定費、大まかな流動費を把握する必要があります。
それからやっと月に何棟やれば利益が出るのかを把握できるのです。
そこで私がはじき出した結果が(私のパターンです)、月15棟で経費相殺、20棟で純利益といった状況でした。
また、楽だからとちょっとでも高いケーブルや部材は極力使わないようにし、その分手間をちょっとかけて費用を抑える努力をしました。
20代~35までは体力もありましたし、腰痛と戦う気力もありましたが、これから年を重ねていくごとに同じ数を維持できるのか不安になりました。
そう考えたとき薄利多売ではなく、少ない棟数で維持できる様な物件も参入しなければならないと考えに至りました。
結果:
ローコストやパワー系は動きの良い若手が施工すると利益は出しやすいと考えます。
勿論、今でも費用対効果や、利益が出るのか、利益だけでなく、何が信頼につながるのかを常に考える様になりました。あとは自分の体との相談ですね。
終